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翻刻
【柱】古今巻五 〇四十一
されけるいみしく色ふかしこれらは歌をつかはし
て心中をあらはせるなり
【197】参河(みかわの)守/定基(さたもと)心ざしふかゝりける女のはかなく成に
ければ世をうき物に思ひ入たりけるに五月の雨はれ
やらぬ比ことよろしき女のいたうやつれたりけるが
かゝみをうりてきたれるをとりてみるにそのかゝみの
つゝみ紙にかける
けふのみと見るになみたのますかゝみ
なれにしかけを人にかたるな
是を見るに涙とゝまらずかゝみをばかへしとらせてさま〴〵