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にあはれひけり道心も弥思ひさためけるは此事に
よれり出家の後/寂照(じやくせう)上人とて入唐(につとう)しけるかしこにて
は円通(えんづう)大師とそいはれける清涼山(せいりやうさん)のふもとにて
つゐに往生の素懐(そくわい)をとけられけり
【198】醍醐(だいご)の桜会(さくらゑ)に童舞(どうぶ)面白き年ありける源運(げんうん)と
いふ僧その時少将とてみめもすくれて舞もかたへ
にまさりてみへけるを宇治の宗順(そうじゆん)阿闍梨(あじやり)見て思ひ
あまりけるにやあくる日少将公のもとへいひやりける
昨日見しすかたの池に袖ぬれて
しほりかねぬといかてしらせん
【柱】古今巻五 〇四十二