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翻刻
【柱】古今巻五 〇五十三
名付て是もおなじ番(つがひ)につがひて定家卿の五位
侍従にて侍ける時判せさせけり諸国修行の時
もおひに入て身をはなたざりけるを家隆卿のい
またわかくて坊城侍従とて寂連(しやくれん)が聟(むこ)にて同宿
したりけるに尋行ていひけるは圓位は往生の期(ご)既(すで)
に近付侍りぬ此歌合は愚詠をあつめたれ共秘蔵
の物也末代に貴殿ばかりの歌よみはあるまじき也
おもふ所侍れは付/属(ぞく)し奉る也といひて二巻の歌合
をさづけけりけにもゆゝしくそそうしたりける彼
卿/非重代(ひぢうだい)の身なれどもよみくち世おぼへひとにすぐ