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【232】延喜四年十月大井河に行幸有けるに雅朝(まさとも)親王御舟
にて棹(さを)をとゞめて万歳楽を舞給ける七歳の御/齢(よわひ)に
て曲節にあやまりなかりけるありがたきためし也
叡感(えいかん)にたえす御半臂(こはんひ)を給はせけれは親王給て拝(はい)
舞(ぶ)し給けり此日勅有て親王/舞剣(ふけん)【釼】をゆつり給ひ天
暦ノ聖王(せうわう)童(とう)親王の御時の例とて沙汰有ける【233】同廿一年
十月十八日八条大将/保忠(やすたゞ)中納言の時勅をうけ給ひて
日比奏せざる舞を御覧ぜられけり貞信公(ていしんこう)右大臣
にてまいり給参入/音声(をんせい)には聖明楽(せいめいらく)をぞ奏しける
刑山(ケイサン)東【刑仙楽ヵ】西/河(カ)蘇志摩(ソシマ)傾坏楽(ケイハイラク)放鷹楽(ハウヨウラク)弓士(キウシ)採桑老(サイソウラウ)
【柱】古今巻六 〇二