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は松をすてゝ舞けり貞行は高麗(こまの)舞人なりけり
此事不/審(しん)帰徳ならは松をばなど桙(ほこ)には用ひ
ざりけるにか
【238】天暦元年正月廿三日内宴を行はれけるに重明親
王勅を承りて琴(こと)を引給けり一弦ゆるかりけれは
右兵衛佐清正に仰てはらせられけり先/春鴬囀(しゆんをふでん)を
奏し後に席田(むしろだ)をとなふ次/酒清司(しゆせいし)をぞ奏しける
この間琴の武弦(ぶげん)たえたりけれど猶弾じはて
給ひけり
【239】同三年四月十二日/飛香舎(ひきやうしや)にて藤ノ花の宴有けり
【柱】古今巻六 〇四