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の破(は)をつかうまつりたりけり花田ノ狩衣袴をぞきたり
ける舞はてゝ入ける時桜人をあらためて蓑(みの)山をうた
はれけれは政方又立帰て同/急(きう)を舞けるをはりに
花の下枝を折て後おとりてふるまひたりけりいみ
しくやさしかりける事也此事いづれの日記にみえ
たるとはしらねとも古人申つたへて備【侍ヵ】り【244】丸【衍字ヵ。書陵部本「丸」なし】博雅(はくが)卿は上古
にすぐれたる管絃者也けり生れ侍ける時天に音楽
の声聞えけり其比東山に聖心(せうしん)上人といふ人ありけり
天を聞に微妙(みみやう)の音楽あり笛(ふへ)弐笙二筝琵琶
各一皷一聞えけり世間の楽にも似ず不可思儀(ふかしぎ)
【柱】古今巻六 〇六