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水(みつ)を日(ひ)とりとくみければこりざほとなづけて人々【「〻」に濁点「˝」を附す】もあ
はれみけりさておとゞ参つき給ひてほうべいはてゝ證(しやう)
城殿(じやうでん)の御前(みまへ)に通夜(つや)して参詣(さんけい)の事ずいきのあまりに大臣
の身に藁沓(わらぐつ)はゞきをちゃくして長/途(ど)をあゆみまいりたる
ありがたき事也と心中に思はれて少(ちと)まどろまれたる夢(ゆめ)に
御殿(ごてん)より高僧(かうそう)出給ひて仰られけるは大臣の身にてわら
沓(ぐつ)はゞきして参りありがたき事に思はるゝ事此山の
ならひはゐんみやみなこの■【『近衛文庫本』16コマは「礼」】也あながちにひとり思はるべ
きことかはこりざほのみぞいとおしきと仰らるゝと見
給ひてさめにけりおどろき恐(おそれ)て其こりざほのことを
【柱】古今巻一 十八