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翻刻
【柱】古今巻六 〇十六
なれはかすみわたれとおくて物をうつはひゝきの遅
来る也されば御前にては壺にうち入てよくぞき
こしめさんとぞいひけるこの心ばせ思ひよらざる事
也目出たしとぞ元正感じける
【257】前ノ所ノ衆/延章(のぶあきら)は名誉(めいよ)の者也白河院御時六条内裏に
行幸有けるに朱雀大納言《割書:俊明》延章を頻に挙申
されければはじめてめされにけり勘定によりて右
大鼓をつかうまつりけるに皇仁に拍子をあやまち
にけり笛は正清元正成けり元正が吹ところの皇仁
年比きくに延章が説にたがはざりければ其旨を存