← 前のページ
ページ 424 / 1317
次のページ →
翻刻
人々【濁点付の「々」】いひて感し思けるに顕雅卿いまだ殿上人にて
無/能(のう)にてその座に候だにかたはらいたきに奏(そうして)
云あれは風の吹候へはうごくに侍りと申たりける
に満座わらひけり
【263】同院の御時/楽歌(かくか)の事ありけり殿上/三台(さんだい)を奏す
主上御笛あそばし破(は)二反/急(きう)三反さらに又/急(きう)数反
ありこの答に地下五常楽を奏す笛《割書:時元》序後(じよご)
詠(えい)の段々つねのごとし破(は)六反畢て急(きう)を奏する
に叡感(えいかん)ありて楽をとゞむべからずと天気有けり
其間夜ノ月/窮(きはめて)昇(のぼり)ぬ地下の勝になりにけり【264】楽所の預
【柱】古今巻六 〇二十