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翻刻
【柱】古今巻六 〇二十五
てつくしければあさましくうれしげに思ひたり扨馬助
いひけるは仰に随ひて諸芸(しよげい)共つかうまつりぬ此御
望は幾度成共やすき事也聞度おぼさん時は憚(はばか)り
給べからずかやうによのつねならぬ御気しきならで今
よりはのどまりて仰られよといへば病者又かしこまり
つゝかやうの身がらにてはかくうるはしからては見参の
便宜(べんぎ)候はでといふ馬助左候はゝいとま給はりて罷なん少
物をめし候へかしといへは承伏しけり則白き米をかは
らけに入たるをうちあはひとをおしきに入てとり寄(よせ)
すゝむれは米をうちくゝみてことにはをとよげにから