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翻刻
【柱】古今巻六 〇二十七
ぬ其後病者/打臥(うちふし)申刻(さるのこく)計迄はおきもあがらざりける
此事あはれに覚へて尾張(おはり)の内侍/讃岐(さぬき)などさそひて
かの社に詣て筝(さう)比巴(びわ)引てきかせ奉けるとそ
【266】侍従(じじう)大納言《割書:成通》雲林院(うんりんいん)にて鞠(まり)を蹴(け)られけるに
雨俄にふりたりければ階隠(かいかくれ)の間に立入て階にしりを
かけてしばしはれ間をまたれける程
雨ふれは軒(のき)の玉水つふ〳〵と
いはゝや物を心ゆくまて
といふ神歌を口すさまれける程/格子(かうし)の中より
をしあけて女房の声にてこのほどこれに候人の