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翻刻
【柱】古今巻六 〇三十二
建長五年正月廿七日八幡行幸の還御(くはんきよ)の次
に鳥羽殿に入らせおはしまして廿八日に朝覲の礼
あり垣代の笛/雅楽(うたの)太夫/戸部政氏(とべのまさうぢ)はふえの一にて
侍れ共左近の将監大神正賢/立(たち)よりてうたへ申て
吹たりしは保延のためしにて侍けるにや戸部氏
こそ本体にて侍しに近代大神氏にほかせをとら
れてかやうに正賢にもこたへられけるにこそ
【274】同三年六月廿三日宇治左府内大臣におはしましける時
院御所ちかゝりける御宿所にて大との筝をおとゝ
権大納言笙六条大夫基通笛にて御あそひあり