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翻刻
【柱】古今巻六 〇三十六
おほせられける
【279】鳥羽院八幡に御幸有て御神楽(みかくら)行はれけるに
みつから御笛をふかせ給けり本(もと)拍子徳大寺
左府納言にてとり給けり末(すへ)拍子/按察(あせち)資賢
卿の殿上人にてとられけり備後(びんご)前司(ぜんじ)季兼(としかね)朝臣
庭火(にはび)の本歌をとなへけるに秦兼弘(はたかねひろ)人長(にんちやう)にて
もろ歌を仰すとて外山なるうたふ時おほせける
にも末句をうたはで季兼朝臣しりぞきにける
其説をしらぬこそと世の人いひけり榊(さかき)のふりに
末句をうたはざるは故実にて侍るとなん季兼朝臣