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帰洛しけるに誂道(つくりみち)【書陵部本「作道」】にてうしろのかたよりはせ来る物
有けり見帰(みかへり)たれは多(おほひの)近方也はせつきていひける
は穴かしこ此事ちんじ給なたゝしらざるよしにて
おはしますべし若ちんじ給はゞ秘説(ひせつ)あらはれぬべし
とぞいひける兼方がしらざりければ兼弘はしらぬ
はことはり也拍子とりて出たつとき人長輪を
冠(かふり)にかけて引とゞむるとかや是秘説にて侍り
【280】康治元年三月四日仁和寺の一切経会に両院御
幸有けるに入道殿下参らせ給けり春鶯伝を舞
ける時/行則(ゆきのり)申けるは光時/諷踏(ふとう)【書陵部本「颯踏」】急(きう)
声二反を舞
【柱】古今巻六 〇三十七