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希(き)代の事にや彼御願文ことに目出度かりければ後日に
蔵人宮内少輔(くらんどくないのせふ)親経(ちかつね)表を書て奉りけるとなん
興(こう)福/寺(し)の僧(そう)のいまだ僧/網(こう)などにはのぼらざりけるが
学生などには侍けれ共いとまづしかりければ春日社
に参りて申けれ共其しるしもなかりければ寺のま【交】じらひ
も思ひたえて八幡に詣(まう)でゝ七日こもりて祈念しけるに
夜夢にゆゝしげなる客人(まろふと)の参り給りけるに大菩薩
御/対(たい)面有由也客人それがしと申僧やこもりて候と申給
ければさる事候とこたえ申させ給けり又客人宣はく
件の僧年/来(ころ)我を頼て朝夕にせめ候つれ共今度必
【柱】古今巻一 〇二十一