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翻刻
【柱】古今巻七 〇三
や此安嘉門の額はむかし人をとりけるおそろし
かりける事かな
【288】延喜の聖主(せいしゆ)醍醐(たいご)寺を御/建立(こんりう)の時道風朝臣に額
書参らすべき由仰られて額二枚を給はせけり一枚は
南(なん)大門一枚は西門の料(りやう)也/真草(しんそう)両様にかきて奉べき由
勅定有ければ仰にしたがひて両様に書てまいらせ
たりけるを真に書たるは南大門の料なるべきを
草の字の額をはれの門にうたれたりけり道風是を
見てあはれ賢王(けんわう)やとぞ申ける其故は草の額殊に
書すましておぼえけるが叡慮にかなひてかく日/比(ころ)