← 前のページ
ページ 479 / 1317
次のページ →
翻刻
の義あらたまりてうたれけるまことにかしこき御はから
ひなるべしそれをほめ申なるへし
【289】知足(ちそく)院入道殿/法性(ほうせう)寺殿と久安(きうあん)の比より御中心
よからずおはしましける時法性寺殿まいらせ給たり
けるにこゝろみ申されんれうにや四枚/屏風(ひやうぶ)を一/帖(てう)
召寄させ給ひて是に物書て給へと申されたりける
に御/硯(すゝり)引よせさせ給て墨をしばしすらせ給て
中にもちいさかりける筆をとらせ給て紫蓋之(しかいの)峰(ほう)
嵐疎(らんそなり)と三/句(く)を大文字にて四枚に書みてさせ給
てまいらせられたりけりは禅閣(ぜんかう)御覧じてこれは
【柱】古今巻七 〇四