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翻刻
【柱】古今巻七 〇五
になしてけりふしぎの事也いかなるよこ雨にもかく
額のぬるゝ事はなきにそのうへたとひ雨にぬれん
からにやがてすこしもとにたがはずさいしきも文字
も消うすへき事かは是はたゞ事にあらずおそろし
きわざなりといひてのゝしる程に四五日をへてかの
大納言大別当/夭亡(ようもう)しにけるとなん
【291】法深房(ほうじんばう)が持仏堂(ちふつたう)をは楽音寺(がくをんし)と号(こう)して管絃(くはんげん)の
道場(とうじやう)として道をたしなみける輩たへず入来の所
也後には阿釈妙(あしやくめう)楽音寺と三字をくはへてちい
さき額を書てほとけの帳に打たる也あみだ尺迦