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翻刻
【柱】古今巻七 〇八
これによりてふるき障子を用らるべきよし其さたあり
けるを武家に其儀不_レ可_レ然いかやう成共かの家の子孫
かき進すへき也と申によりて経朝(つねとも)朝臣が子(こ)生年
九才の小童(こわらは)かたじけなく勅定を承て書進ぜ
をはんぬ是をもて是を思ふに御辺の道(みち)と入道か道(みち)と
こそならぶ人なかりけれと自讃(じさん)せられ侍也世に
管絃者おほかれとも誰(たれ)か御辺とひとしき人有手
かき又おほけれ共/朝(てう)の御太事にあふもたゞ此家
計也さればかゝる夢想も有て一仏土の縁(えん)と成申
べきにこそとて感涙(かんるい)をたるゝ事かぎりなしこのこと