Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - ページ 50

ページ: 50

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 世の中に麻(あさ)はあとなくなりにけり   心のまゝのよもきのみして 此/歌(うた)は彼(かの)朝臣の詠(えい)也思ひあはせられてはづかしくこそ侍れ 前摂津守橘以政(さきのせつつのかみたちはなのこれまさ)朝臣わかくより賀茂(かも)につかうまつ りけるに四品(しほん)の望(のそみ)につかれて思ひあまりて申文(まうしふみ)を 書く御戸開(みとひらき)の夜(よ)参て何(なに)となき願書(くはんしよ)のよしにて 社司(しやし)をかたらひて御宝殿(こほうでん)にこめてげり御戸(みと)さしまいらせ て後四品(のちしほん)の所望(しよまう)かなはねば大明神の御はからひにまか せまいらせんとて申/文(ふみ)をこめつる也と披露(ひろう)しければ 社司氏人等当社(しやしうしうとらたうしや)の御ふかくに成ぬべしとて神主(かんぬし)一日