Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - ページ 52

ページ: 52

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ごとしたゞ人にはあらぬ也  熊野(くまの)に盲目(まうもく)の者/斉燈(さいとう)をたきて眼(まなこ)の明(あき)らかならん事 を祈(いの)る有けり此つとめ三年に成にけれ共しるしなかり ければ権現(ごんげ)を恨(うらみ)まいらせて打卧(うちふし)たる夢に汝か恨所その いはれなきにあらね共/先(せん)世のむくひを知(しる)べき也汝は日 高(たかの)河の魚(うを)にて有し也かの河の橋を道者渡(たうしやわたる)とて南無大/慈(じ) 三所権現と上下/諸人(しよにん)となへ奉る声(こゑ)を聞(きゝ)て其/縁(えん)により て魚鱗(きよりん)の身(み)をあらためてたま〳〵うけがたき人身(にんじん)を得(え) たり此/斉灯(さいとう)の光(ひかり)にあたる縁を以て又/来世(らいせ)に明眼(めいがん)を えて次第(しだい)に昇進(せうしん)すべき也此事をわきまへすして