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翻刻
世をのがるといへとも恩愛(をんあい)は猶すてがたき事な
れば思ひあまりていひいでられけりとあはれに
おほしてことにふれて芳志(はうし)を出されければ大納
言までなられにけり美濃大納言とは此人の
事也
好色(こうしよく) 《割書:第十一》
【315】伊弉諾(いざなき)伊弉冊(いざなみの)二(ふたはしら)の神/礙(をのこ)■【馬+刃、馭ヵ】盧島(ろしま)におりゐて
ともに夫婦となり給時/陰神(めがみ)まづよきかなと
となへ給一書ニ云/鵠(いわく)■(なぶり)【■は食+鳥。鶺鴒にわくなぶりヵ】飛来て其首尾をうごかす
【柱】古今巻八 〇十