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うらめしさもとりそへておぼへけるまゝに心をす
まして篳篥(ひちりき)を取出て時のねにとりすまして
ませのうちなる白ぎくもうつろふみるこそ
あはれなれ我らがかよひてみし人もかくし
つゝこそかれにし
とくりかへしうたひけるを北の方聞て心はやなをり
にけりそれより殊にながらひ目出たくなりにける
とかや優(ゆう)成北の方の心なるべし
【320】左大弁/宰相(さいしやう)経頼(つねより)卿さきの妻(め)の後に最愛(さいあい)の小
むすめ有けるを車にのせて行幸を見物すとて
【柱】古今巻八 〇十二