← 前のページ
ページ 531 / 1317
次のページ →
翻刻
【柱】古今巻八 〇十二
供奉(ぐぶ)の人の中にいづれをか殿(との)にせんずるといひ
て人ごとに是はと問(とい)ければみなかしらをふりけるに
隆国(たかくに)卿のわたるを見て是をせんといひければまことに
これに過たる人はあらじと思ひて聟(むこ)に取てげり北方
わがむすめには隆(たか)国よりもよからん人をあはせよと
せめければそれよりまさらん人はありがたけれは
才学(さいがく)に付て資仲(すけなか)卿をあはせてげり彼卿しきりに
隆国をあらそひ思けれども昇進(せうしん)及ばず其/子息(しそく)にて
隆俊(たかとし)卿にさへ従上(じゆしやう)の四/位(ゐ)の所はこえられてげり隆(たか)
俊(とし)中納言の時は資仲(すけなか)卿はいまだ蔵人頭(くらんとのかみ)にだに