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翻刻
あやしくてよく〳〵御覧じられば参河が筆也けり
今様にめでさせ給て又ふるきに御心の花をみてかく
読侍けるにこそさて御たつね有ければ行がたをしらず
なりにけり高野にのぼりて法師に成にけるとかや
聞へけり【324】ある○宮ばらにしのびて参りかよひ給しかる
へき上達(かんたち)めおはしけり君もしのびわれも人目をつゝ
み給とてうとくや御中のなりにけん宮より
しのふかなたか野の山のみねにいる
雲のよそにてありしむかしを
いとあはれにおぼしたりければ定めて又心
【柱】古今巻八 〇十七