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翻刻
【柱】古今巻八 〇十八
さるにては此文を誦せらるべしやはとて文のこゝろを
いひければあらがはずなりにけり
【328】宮内卿は甥(をい)にてある人に名たちし人也男かれ〴〵
になりにける時よみ侍ける
都にもありけるものをさらしなや
はるかにきゝしおはすてのやま
【329】ある人大原の辺を見ありきけるに心にくき庵あり
けり立入て見ればあるじとおぼしき尼(あま)たゞ独(ひとり)あり
すまひよりはじめて事にをきて優(ゆう)にはづかし
きけしきたりしかるべきさきの世のちぎりやあり