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為家卿のもとへ御尋有けるにとりあへぬ程にふる
き歌とて
たかしとてなにゝかはせんなよ竹の
一よ二よのあたのふしをは
と申されけれはいよ〳〵心にくゝおぼしめして御返事
はなくて只女のかへらん所をたしかに見て申せと仰有
ければ立かへりありつる門を見るに何かはあらん見へ
ず又参りてしか〳〵と奏(そう)するに御けしきあしくて
尋出さずは科(とが)有べきよし仰られける蔵人あをさめ
にて罷出ぬ此事によりて御/鞠(まり)も事さめていらせ給
【柱】古今巻八 〇二十四