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すかりぬへしとて御酒まいらさせ給に内も少し
わらはせ給へどもさして興ぜさせ給はずそゞろかせ
給てわらはせ給ぬ其後蔵人はいたらぬくまなく若(もし)
やあふとて求めありきつゝ仏神にさへいのり申せ共
かひなし思わびて文平(ふんひら)と申/陰陽師(をんやうし)こそ此ころ掌(たなこゝろ)
をさして推察(すいさつ)まさしかなれ此事/占(うらな)はせんと思て
罷向てとひければ是は内々承及へりゆゝしき大事
也文平か占は是にて心み給べし火のようをえたり
神門也今日は巳(み)の日也巳はくちなは也此事を推
するに一旦のかくれ也つゐにはあはせ給へし但火
【柱】古今巻八 〇二十五