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翻刻
【柱】古今巻八 〇二十五
のようは夏の季(すへ)に小至りて御祝あるべしくちなはなれば
もとの穴に入てもとの所に出べし夏のうちにかくれ
けん所にてかならずあはせ給ふべしといひけり文平
も凡夫(ほんぶ)なれば一定たのむべきにはあらね共むげに
うはの空なりつるよりはたのもしきかたいできぬる
心ちして常は左衛門の陣の関(コ?ラシ)白(マウシ)【近衛文庫本「開日」】の日(ひ)此女ありしさまを
あらためて五人つれてふと行合ぬ蔵人あまりの嬉(うれし)
さに夢うつゝ共覚へずあやしまれじと思て人にまぎ
れて見ければ仁寿殿(にんしゆてん)の面のひさしに並居(なみゐ)てちやう
もんす講はてゝひしめかん時又見うしなひてはいかゞ