Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - ページ 56

ページ: 56

翻刻

   【柱】古今巻一        〇二十五 せらるべからず我ひざもとにて生れながら我をわすれ たるものなりと申ければ申つぎの大明神に申いるゝよし にて度々(たひ〳〵)御問答(ごもんだう)ありけりさらば此/度計(たひばかり)なされずして 思ひしらせて後(のち)の度(たび)のぢもくになさるべしと申ければ 御/使帰(つかいかへ)りぬ師(し)おどろきて急(いそ)ぎ重澄(しげずみ)がもとへ行て此由 を語(かた)りて驚(おとろき)あやしむ程に其夜のぢもくにははづれに けり此夢の誠(まこと)をしらんがために稲荷(いなり)へ参てつぎの度 のぢもくには申も出さゞりけれ共/相違(さうい)なくなされにけり。 太夫(たゆふ)の史淳方(しあつかた)わかゝりける時/常(つね)に賀茂(かも)へ参りけり ある夜/下(しも)のやしろに通夜(つや)したりけるに人来て淳方(あつかた)