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翻刻
【柱】古今巻八 〇二十六
帰めり蔵人我身はあやしまれじと思てさか〳〵敷
女を付てみいれさすれば三条白川になにがしの少
将といふ人の家也此由を奏するにやがて御文あり
あたにみし夢かうつゝかなよ竹の
をきふしわふる恋そくるしき
此暮にかならずとばかりあり蔵人御書を顕(あらはし)て彼
所にもてゆくに男有人なればわづらはしうてなげ
くに御使心もとなくて返事をせむればいかにも
かくれあらじと思てありのまゝにかたれば少将さすがに
わづらはしげに思ひておとこの身にて左右なく参ら