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せんもはゞかり有あなかしこといさめんも便なかる
べき事也人によりて事ことなる世なれば一つは名聞
也人のそしりはさもあらばあれとく〳〵まいらせ給へと
すゝむるに女うちなげきて叶ふまじき由返〳〵いなひ
ければ少将申けるは此三とせが程をろかなしすえか
はして過ぬるも世々の契り成べし今まためされ
けるも浅からぬ御契ならんかしやう〳〵してまいり
給はすば定めてあしさまなる事にて我身も置
所なきことにや成ぬべしよもあしくははからひ申さじ
とく〳〵まいり給へとすゝめければ女うち涙ぐみて
【柱】古今巻八 〇二十七