Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - ページ 577

ページ: 577

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といひたりけれは頼信(よりのぶ)朝臣/折(をり)ふし酒(さけ)のみてゐたり ける時なりければ興(けう)に入て只今(たゝいま)見様(みんやう)に申給べし此/仰(おほせ) ことによろこび思ひ給候御/渡(わたり)有べしといひけれは頼光(よりみつ)則(すなはち) 入にけり盃酌(はいしやく)之間/頼光(よりみつ)厩(むまや)の方を見やりたりければ 童(わらは)を一人いましめてをきたりけりあやしと見て頼信(よりのぶ) にあれにいましめてをきたるものはたそと問(とひ)ければ鬼(き) 同丸(どうまる)なりとこたふ頼光(よりみつ)驚(おとろき)ていかに鬼同丸(きとうまる)などをあれ ていにはいましめ置(おき)給たるぞをかしあるものならば かくほどあだには有/間敷(ましき)物をといはれければ頼信(よりのぶ) 実(げに)さる事候とて郎等(らうどう)をよびて猶(なを)したゝかにいまし    【柱】古今巻九        〇二