Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - ページ 582

ページ: 582

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   【柱】古今巻九        〇四 貞任(さだたう)宗任(むねたう)等をせむる間/陸奥(みちのくに)に十二年の春秋を送(おくり) けり鎮守府(ちんじゆふ)をたちて秋田の城にうつりけるに雪(ゆき)ふり て軍のおのこどもの鎧(よろひ)みな白妙(しろたへ)に成にけり衣河(ころもかは)の 館(たち)岸(きし)高(たか)く川有ければ楯(たて)をいたゝきて冑(かぶと)にかさね 筏(いかだ)をくみて責(せめ)戦(たゝかふ)に貞任(さだたう)等たえずしてつゐに 城のうしろよりのがれ落(をち)ける一男(いちなん)八幡太郎/義家(よしいへ) 衣川に追(をひ)たてせめあふせてきたなくもうしろを見する ものかなしはし引かへせ物いはんといはれたりければ 貞任見かへりたりけるに   衣のたてはほころびにけり