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取てまいらせければやかて宗任してうつぼにさゝせ
給けり他(た)の郎等是を見てあぶなくもおはする
物かな降(かう)人に参たりとも本の意趣(いしゆ)は残(のこり)たるらん
ものを脇(わき)をそらして矢をさゝする事あぶなき事
也おもひきる害心もあらばいかゝとぞかたぶきけ
るされ共義家はほとんと神に通(つう)したる人也けり
宗任いかにも思ひよるべくもなかりければたかひにて
身をまかせけるにや或(ある)夜又宗任計をぐして女の
本へ行たりけり家ふるく成て築地(ついぢ)くづれ門
かたぶけり車寄(くるまよせ)の妻戸(つまと)をあけて其内にてあひ
【柱】古今巻九 〇七