Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - ページ 588

ページ: 588

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   【柱】古今巻九        〇七 たりけり宗任は中門に侍けり五月(さつき)闇の空(そら)墨を かけたるごとくにて雨ふり神(かん)なりておそろしき 事限なしいかにもことあらんずらんと思ひたる所 にあんのごとく強盗(ごうどう)数十人きほひ来にけり門の 前によりそばひて有火をともしたるかけより見 れば廿人計有宗任いかゞはからふべきと思ひたる に中門の下より犬一疋はしり出てほえけるを宗 任ちいさきひきめをもて射(い)たりけるに犬いられ てけい〳〵となきてはしるをやがておなしさまに 矢つぎばやに射(い)てけり其時義家朝臣/誰(たれ)候そ