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きを楯のやうに立てそれにけつまづかせんとかまへ
て太刀をぬきてまつ所に案のごとく車をよせ
ければ女れいの定にしけるにとびのをの方より
とび入さまに鳥のとぶがごとく也ちいさき太刀を
ひきそばめて持たりけるをぬきてとびさまに
碁盤(こばん)の角(すみ)を五六寸計をかけてとゞこほりなく
きつて入にけり法師たゞ人にあらずと思ひて
いかにすべしともなくおそろしく覚へければはふ
〳〵くづれおちてにげにけりくはしく尋聞ば
八幡太郎義家也けりいよ〳〵おくする事限
【柱】古今巻九 〇九