Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - ページ 599

ページ: 599

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ければ貞綱(さたつな)太刀をぬきて打はらひて玉寿を引立て 後苑へしりぞきて桧垣(ひがき)より隣へこして我身も共に 逃にけり其事世に聞えて強盗に逃(にけ)たるわろしなど さたしけるを貞綱かへり聞て今より後成共強盗に あひて命うしなふまじ幾度(いくたひ)も君の御大事にこそ 命をはおしむまじけれといひけるにあはせて和田左 衛門尉/義盛(よしもり)が合戦の時/昼(ひる)は紅のほろをかけて黒き 馬に乗(のり)夜るは白きほろをかけて葦毛(あしけ)の馬に乗て 軍(いくさ)のさきをかけける誠に一人当千とぞ見へける日来 の詞(ことは)に合てゆゝしくぞ侍りけるつゐに組合者なかり    【柱】古今巻九        〇十二