Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5627 - ページ 611

ページ: 611

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年の始に弓を射けるに九度(くと)の弓はつるたび今矢 三あまりたりけり賀次が矢は一すぢ也あたらん事は 不審(ふしん)なけれ共今二の矢がかずあまりぬれば射ても 用事なしと左右ともにいひけるを賀次がいはく かりまたをゆるされ給たらば諸(を)付をつかうまつり 持(ぢ)にし侍らんといふを主人あしくいふものかな若(もし) はづるゝ事も有にと思ひけれ共諸人目をすまさ んがためにゆるしてかりまたをとらせてけり賀次 よく引てはなちたるにいふがごとく諸(を)付を射きり て的(まと)土におちにけり諸付いつれば矢かず三に    【柱】古今巻九        〇十七