← 前のページ
ページ 626 / 1317
次のページ →
翻刻
けりしたしき物共の有ける所にて師(し)子にや似たる
といひたりければ誰にてか有けんなどゝ問たりけれ
ばくれぬ物をこひ取たればよといひけるにくながら
興有とも沙汰有ける
【359】後鳥羽院の御時の競馬(けいは)に院の左番の長/秦(はたの)頼次
《割書:兼平|子》府生下野/敦近(のあつちか)つかうまつりけるに頼次が乗
たる馬の鞭(むち)を打たりけるに馬場もとへ走(はし)り帰り
たりけるに敦近(あつちか)勝にけり勝負/普通(ふつう)ならずと
さた有て程へて敦近をめされけるに保延の敦延
か事を思ひ出て禄を鞭(むち)のに前かけてしたしき
【上欄書入れ】5
【柱】古今巻十 〇四