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翻刻
けり公景此事を聞て院の中門に主典代(しゆてんたい)庁官(ちやうくはん)な
どが候ける中にて誠にや敦景公景に持したりとて
御所へめされ侍る也公景に勝たらんものはいか程の
目にかあふべきといひたりけるいと興有申事也
【361】小松の内大臣右大将にておはしける時/佐伯(さいきの)国方《割書:重文|子》
一座にて侍けり治承元年三月五日内大臣に成
給ける時番長になされにけり拝賀の夜くせも
なき馬を移(うつし)馬にひかれたりけるに国方近習の者
を呼出して申けるは今夜国方定てくせ物に乗
侍らんずらんと近衛(このえ)の舎人(とねり)等目をすまして侍ら
【上欄書入れ】6
【柱】古今巻十 〇五