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翻刻
【柱】古今巻十 〇五
んずるに無念の馬を仕(つかふ)まつらん事なげき思ふよし
を申ければおとゞこよひは祝の夜にてあるにもし
不慮(ふりよ)の事もあらば公私(こうし)いまはしかりぬべし後〳〵の
せらるべきよし仰られければ国方かさねて申けるは若
落馬仕て侍らば国方か怪異(けい)になし侍りていとま
を給べし猶くせ物に乗らるまじくは番長には
すみやかに他人をなさるべしとしゐて申ければおとゞ
力及はてあがり馬をひかれにけりなかみちにくちを
はつさせてあげけり誠に違失(いしつ)なしおとゞ感に
たえす帰給て纏頭(てんとう)せられけるとそ