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翻刻
【柱】古今巻十 〇七
かならす人にのらるべき器にて候へばいかにたけき
も人にしたがはぬ事や候べきと申ければ幕下入
興せられけりさらばつかうまつれとて則馬を引
出されぬ誠に大きにたかくしてあたりをはらひて
はねまはりけり経家水干の袖くゝりて袴のそば
たかくはさみてゑぼうしかげして庭におり立たる
けしきまづゆゝしくぞ見へけるかねて存知たり
けるにや轡(くつわ)をぞもたせたりける其轡をはげ
てさし縄(なは)とらせたりけるを少も事共せずはね
はしりけるをさし縄にすがりてたくりよりて乗