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翻刻
是を見てわろくつかうまつる物かな敦頼はよも落(をち)し
とぞ申けるを老後(らうご)にいかゞとは思ひながらさらばのれがし
といはれたりければやがて乗て少も落さりけり
人々目をおどろかしけり
【366】建仁(けんにん)三年十二月廿日/北野(きたの)宮寺(みやじ)に御幸有て競馬(けいは)十
番有けるに五番めに左院の右番長/秦久清(はたのひさきよ)右に
大将《割書:花山院右府|入道忠経公》下野の敦文(あつふん)つかはせられにけり久清は
上手也敦文は不堪(ふかん)の者也ければ久清合手をきら
ひて辞(じ)し申けれ共/叶(かな)はさりければ心地あしく覚へ
ながらつがふべきに成たりけるにさても中〳〵不
【上欄書入れ】10
【柱】古今巻十 〇九