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翻刻
たりけり其後はだかにてをよぎ上りけり水の底(そこ)に
てのとかにぬきとかれけり水練(すいれん)の程目出たかりけり
かやうの用意にやかねてたうさきをなんかゝれたり
ける此馬に乗て二たび高名せられたりけるく
せ事になん申あへりける
【369】
建保(けんほう)五年日吉の小五月会に新院番長/秦頼峯(はたのよりみね)
府生同/武澄(たけすみ)つかうまつりけるに頼峯おふて勝にける
が馬場末にて落て死たりけるを郎等はしりて父/頼武(よりたけ)
が御桟敷に候けるに先生殿の死なせ給て候と告(つけ)たり
ければ頼武かいてすて候へといひたりけるに又下人/走(はし)り
【上欄書入れ】15
【柱】古今巻十 〇十三