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翻刻
【柱】古今巻十 〇十四
首をきらんなど申けるを宗平あながちに固辞(こじ)せ
すして則立まゝに時弘をかきだきて地になげふ
せたりければ時弘しばしはうごかざりけり帥やすから
すやおぼしけん涕泣(ていきう)したまひけるとぞおとゞ宗平
に禄を給はせけるとなん時弘いづとていかりて門
の関(くはん)の木を折てげり
ある時/頼光(よりみつ)朝臣/備前守(ひせんのかみ)にて有けるとき時弘
が家に行て見ければみづから利牛(りきう)を引物有けり
頼光あやしと見ければ時弘にてぞ有ける【373】いづ
れの年にか相撲の節に勝岡(かつをか)と重茂(しけもち)と合たり