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のがれ給ひにけり公春/笑(わらひ)て申けるは君十人といふとも
公春一人にあたり給ふべからず今より後もかゝる事
なせさせ給ひそと申ければおとゞ承諾(じやうだく)せさせ給ひ
けりそれより御勘当なかりけり公春は大力にてなん
侍ける【379】○中納言/伊実(これさね)卿相撲/競馬(けいば)などを好(このみ)て学問なん
どをばせられざりけるを父のおとゞ伊通公つねに勘(かん)
発(ほつ)し給けれども猶思ひられざりけり其時相撲なにがし
とかやいふ上手有けり歒(てき)の腹(はら)へかしらを入てかならず
くじりまろばしければ是によりて腹くじりとぞ
いひける件の相撲をしのびやかにめしよせてこの
【上欄書入れ】23
【柱】古今巻十 〇二十