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翻刻
【柱】古今巻十 〇二十
中納言相撲をしのび好(この)むがにくきにくじりまろ
ばかせさらば纏頭(てんとう)すべししからずはなくなさんずる
ぞと仰含られにけり則中納言に汝が相撲好む
に此腹くしりとつがひて勝負を決すべし勝たらは
われ制止(せいし)する事有べからず負たらんにをきては永
此事/停止(てうじ)すべしとの給ひければ中納言恐れをなし
てかしこまりておはしけり去程に腹くじり召いた
されてやかて決(けつ)せられける程に中納言は腹く
じりが好まゝに身を任(まかせ)られければ悦てくじり入て
げり其後中納言腹くじりが四辻をとりて前へつよく