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ひかりたりければ頭もをれぬ計に覚へてやがてうつぶし
にたふれにけりおとゞ興さめ給ふ腹くじりはちくてんし
にけり其後中納言相撲/制止(せいし)の沙汰(さた)なかりけり
【380】鎌倉(かまくらの)前の右大臣/家(け)に東八ヶ国うちすぐりたる大力の
相撲出来て申て云/当時(たうじ)長居(ながゐ)に手/向(むか)ひすべき人
覚へ候はず畠(はたけ)山庄/司(じ)次郎計ぞ心にくう候それとて
も長居はたやすくはいかでかひきはたらかし侍らん
と詞もはゞからずいひけり大将聞給て此事ねたま
しう思給ひたる折ふし重忠(しけたゞ)出来りけり白(しろき)水干(すいかん)に
葛(くづ)ばかま黄(き)なる衣(きぬ)をぞ着(き)たりける侍(さむらひ)に大名小名
【上欄書入れ】24
【柱】古今巻十 〇二十一