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すぐりたるよし自称(じしやう)仕つるがねたましう覚へ候得ば頼朝
成共出て心みはやと思ひ給へ共とりわきそこをてごろ【てごひヵ】申
ぞ心み給へとの給はせければ重忠/存外(そんくわい)げに思ていよ
〳〵ふかくかしこまりていふ事なし大将さればこそ是
は身ながらもひあひの事にて候去ながらも我が所望
此事にありと侍ける時重忠座を立て閑所(かんじよ)へ行て
くゝりすへ烏帽子(ゑぼうし)かけなどしてげり長居は庭に床/子(す)
に尻かけて候けるそれもたちてたうさきかきてねり
出たりまことに体(てい)力士(りきし)のごとくに見へけれは畠山もいかゝ
とぞ覚へける扨寄合たりけるに手合して長居
【上欄書入れ】25
【柱】古今巻十 〇二十二